ITも頭打ちなのか

少子高齢化の波を受けて、介護や医療の分野が伸びを見せています。
また、介護や医療業界は将来をも期待されているという、若干国としての末期症状すら感じている今日この頃です。この分野以外でも、これからの成長が期待されている業界があります。

その業界というのはIT業界です。
あらゆるものが機械化されていった時代はほぼ収束しつつありますが、機械化されてもまだ技術的にできることが残されました。
つまり、家電やゲーム機といったものに情報端末を組み込むことです。
以前、「外から家の中のエアコンを操作できる」のような話を最初に聞いたときは、どれだけ人は堕落すれば気が済むのかと憤慨したものです。
しかし、それ以上に、IT技術の可能性を見せたという意味で、あの手の商品は(実用性はともかく)重要だったのだろうと、今となっては思います。

要するに、あらゆる分野にITを組み込める可能性があるということです。
先に述べた、介護や医療分野でも現実的にIT機器や導入され、さらなる開発が進められています。
これはそのままビジネスチャンスとなり、そして新しい仕事を、雇用を生み出します。飽和気味とされる現代労働市場の中でも、いまだIT企業が健在なのはその辺りがまず原因の一端です。

そして、業務そのものが複雑になるに従い、人手がどうしても足りなくなりなりました。技術は底なしに進化しますが、それを扱う人間には限度があります。
その分コストを増やし、人を雇う必要があるのです。
ITが頭打ちを迎える状況というのは現状あまり想像できません。まだまだこれからに期待が持てます。